競馬の払戻金を所得申告せず、約3200万円を脱税したとして、熊本国税局は28日、熊本市東区の自営業の男性(49)を所得税法違反で熊本地検に告発したと発表した。同局は認否を明らかにしていない。

 同局調査査察部によると、告発は2021年3月26日付。告発容疑は、男性は16~18年、自宅のパソコンでインターネットを使って馬券の自動購入ソフトを利用し、網羅的に馬券を買うことで3年間で計約1億200万円の所得を得たのに申告せず、所得税約3200万円を免れたとしている。男性は外国為替証拠金取引(FX)でも所得を得ていたが、FX分は正しく申告していたという。

 熊本地検によると、告発は同日付で受理したが、「現在も捜査中」としている。【野呂賢治、中村園子】

https://mainichi.jp/articles/20220728/k00/00m/040/075000c