セイコーやカシオに出荷量で並ぶ下町企業の正体とは? 東京・元浅草の格安時計メーカーが海外進出に挑む

 国内の大手腕時計メーカーといえば、セイコー、シチズン、カシオの3社だ。しかし、国内出荷数量でこの3社に匹敵する、知られざる未上場企業がある。東京・元浅草に本社を構えるサン・フレイムだ。

 日本時計協会の統計によれば、大手3社グループの2021年の国内向け時計出荷は555万個(セイコーエプソン、シチズン系のリズムを含む)。各社は国内出荷数量を公表していないが、2022年3月期の時計事業の売上高は、カシオ1522億円、シチズン1310億円、セイコー1257億円とおおよそ横並び。各社が得意とする価格帯は違うものの555万個を単純に3で割ると、1社あたり185万個となる。

 一方、サン・フレイムの2022年1月期の1年間の国内出荷は203万個。大手3社と肩を並べる、あるいはそれを凌駕する存在となっているのだ。
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