工藤さんは、35周年を記念した初のセルフカバーアルバム『感受』(発売中)を発表。ファンからのリクエストをもとに選曲された、『慟哭』や『嵐の素顔』など、これまでの名曲を再収録しています。

――どうして今セルフカバーアルバムを発表したのですか?

工藤:今の私で歌いなおして聴きたいっていう声が、ファンの方からあがっていたんですね。歌詞は同じなんですけど、アレンジが変わったり、年齢も変わっているじゃないですか。そういう意味でも歌の表現の仕方とかが変わってきますね。

■2人の娘が「私がどういう人か」知ったのは5年前の30周年の時
現在52歳の工藤さん。プライベートでは、2人の娘の母親という顔も持っています。

――2人の娘さんは、どんな存在ですか?

工藤:自分の命より大切な者。大切な2人。

――ケンカをしたことは?

工藤:ありますあります。割と激しいですよ!笑

――お子さんの小さい頃に、(自身の)映像を見せたり歌を聴かせたりはあったんですか。

工藤:一切ないです。子供たちが私がどういう人かっていうのをちゃんと分かったのは、(5年前の)30周年記念の時に初めて、『ママってそんな人だったの!?』『1位とか取ってたの!?』って言われて。あ~、ちょっとねって言った。

■『どれか一つ保てるよ』って言われたら、迷わず“声”
――今後の活動で大切にしていきたいことは何ですか?

工藤:『どれか一つ保てるよ』って言われたら、迷わず“声”っていいますね。容姿とかはしょうがないですから、若い子と比べられても。声を保っていければ、歌えるかなとは思いますね。
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