朝日新聞社は21年12月、東京と大阪の両本社に「業務連携支援センター」を新設した。社内では「中高年記者の追い出し部屋ではないのか」との声が上がっているのだ。
国鉄の分割民営化後、国鉄労働組合(国労)本部の組合員にJRによる不当労働行為があったとされた問題に始まり、パナソニック(現パナソニック ホールディングス)やリコーなど大手企業の追い出し部屋問題を追及してきた朝日新聞が、ついに自社に追い出し部屋を設けたのか――。複数の関係者への取材を基に、その実態を詳述する。
https://diamond.jp/articles/-/301277
朝日記者たちをふるえあがらせる決定打となったのが、通称「追い出し部屋」だ。
記者たちの編集業務を支援するという名目で最近新設された部署で、高校野球のスコアづくりや世論調査データの入力など単純作業が想定されているようだが、記者職ではないため時間外手当はなく、年収は大幅にダウンする。ここへ実績のあるベテラン記者たち(それも上司に従順ではない記者たち)が次々に送り込まれているというのだ。
実際の仕事でもコピーの取り方が悪いと叱責され、いかにもプライドややる気をくじくような対応が相次いでいると私は聞いた。そして彼らを管理するその部署の上司は高給の記者職だというのだ(ちなみにこの部署の責任者はかつて編集局長補佐の時に朝日記者であった私を密室に呼びつけ、私の職務外活動であるツイッター発信について注意・警告を語気を強めて繰り返し、言論を封殺する役割を担っていた。彼もまた社会部出身だ)。
https://samejimahiroshi.com/masukomi-asahi-20220729/