訪米中の林芳正外相は29日、米シンクタンク戦略国際問題研究所(CSIS)で講演した。

 「日米両国は国際社会のかじ取りを担う立場にある」と述べ、日米同盟や経済安全保障の強化により、国際秩序の維持に指導力を発揮する考えを示した。

 林氏は、中国の力による現状変更によってインド太平洋地域で「法の支配より力の論理が顕著になっている」と懸念を表明。日米の経済安保の連携深化や日本独自の防衛力底上げに加え、米国が核の傘を提供する「拡大抑止」の信頼性を「さらに強化していく必要がある」と訴えた。https://news.yahoo.co.jp/articles/44bacbdc07c91944198ff3bbbc7baa5a7db6a2e9