脳科学者の茂木健一郎氏(59)が1日、ユーチューブチャンネルで国際政治学者の・三浦瑠麗氏の読み間違いについて自身の見解を語った。

三浦氏は31日放送のフジテレビ系「ワイドナショー」に出演。天皇または上皇の国葬である「大喪(たいそう)の礼」を「たいもの礼」と言い間違え、ネット上で話題になった。

これについて、茂木氏は「大喪の礼という言葉が言われたのは平成元年であの頃メディアに接した方には当たり前のことなんでしょうけど、喪中のもなんだから、そうでない方には漢字の読み方としてはありうるでしょう。そこに知性はない。そのことについて鬼の首を取ったように騒いでいる方がおかしい」と持論を展開。

さらに「ボクは人間はポンコツだと思ってる。ノーベル賞取ろうが世紀の天才だろうが、みんなポンコツ。アインシュタインもポンコツ。完全無欠な人間などいない。何かに突出していれば、何かが欠落していたりする。三浦さんは“たいもの礼”と読んだのかもしれないが、その分、何か突出してるんじゃないですか」と私見を述べた

その上で「ポンコツな人間が協力しあって欠点を補いあって、長所を出し合って、回して行くのが世の中だと思っている。人はみんなポンコツだと分かっていない時点で、あなたの方がポンコツだと思う。ポンコツにはポンコツ同士の優しさを求めようよ。それでいいところを見つけよう」と訴えた。
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