外国人を名乗り、マッチングアプリで知り合った相手に恋愛感情を抱かせる、「国際ロマンス詐欺」と呼ばれる手口で現金をだまし取ったとして、大阪府警に国際手配された日本人がガーナで、現地の捜査当局に不法滞在の疑いで拘束されていたことがわかりました。近く、日本に移送され、警察は詐欺の疑いで逮捕する方針です。
身柄を拘束されたのは詐欺グループのリーダー格とみられ、住居、職業ともに不詳の森川光容疑者(58)です。
大阪府警によりますと、森川容疑者はグループのメンバーとともに京都府に住む55歳の男性ら2人から合わせておよそ150万円をだまし取ったとして、詐欺の疑いが持たれています。
グループは、マッチングアプリで海外にいるアメリカ人のライターなどを名乗り、相手に恋愛感情を抱かせて生活費などを要求したとみられるということです。
森川容疑者は滞在先のガーナから日本にいるメンバーに事件を指示した疑いがあり、大阪府警が逮捕状をとって国際手配していましたが、7月、ガーナの捜査当局に不法滞在の疑いで身柄を拘束されていたことがわかりました。
近く、日本に移送され、警察は詐欺の疑いで逮捕する方針です。
グループの口座には被害者とみられる65人から3億9000万円の入金記録があったということで、警察が実態の解明を進めています。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220801/k10013745791000.html