元TBS記者の山口敬之氏(56歳)から性被害を受けたとして、ジャーナリストの伊藤詩織氏(33歳)が同氏に損害賠償を求めた民事訴訟で7月7日、
最高裁第1小法廷(山口厚裁判長)は山口氏の上告を退ける決定をした。これにより、
山口氏による性暴力被害を認定した今年1月の東京高裁判決(本誌2月4日号で既報)が確定したことを受け、伊藤氏が20日に東京都内で記者会見を開いた。

 伊藤氏は、メディアでの仕事について相談していた山口氏から2015年4月に性被害を受けたとして17年に民事提訴し、
名前と顔を公表して記者会見に臨んだ。事件発生から7年の歳月を振り返り「届くと思わなかった声が届くようになった」と話す一方、
「これから残念ながらまた起こってしまうであろう同じようなケースに、法がどう使われるのか、みなさんにもウォッチしていただきたい」と報道陣に投げかけた。
事件後には警察に相談し、15年8月には山口氏が書類送検されたものの16年7月に嫌疑不十分で不起訴となり、17年9月には検察審査会も不起訴相当と議決した。
他方、当時警視庁刑事部長だった中村格氏(現警察庁長官)が逮捕状にストップをかけたことが『週刊新潮』の取材で明らかになっている。

 伊藤氏は「なくなった逮捕状を探してほしいとの無理なお願い」を受け入れてくれたという弁護士や『週刊新潮』記者の名前を挙げて「
(中村氏についての)裏を取っていただいたおかげで、わからなかったことが進められた。ジャーナリズムの力に助けられてきたと思います」と感謝を述べた。
また、報道陣から自らのアクションによって社会は変わったと思うかと尋ねられると「それは私自身よりも記者席の方たちに聞きたい」と笑顔を見せた。

【名誉毀損認定への批判も】

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