国立遺伝学研究所の川上浩一教授が、カルト宗教に入信させられそうになり、すんでのところで「救出」したという大阪大学の元教授のエピソードをツイッターで紹介した。

大阪大学では新入生の入学時と夏休み前、カルト宗教団体のターゲットは当の新入生であることを説明するという。元教授が授業で説明すると、所属サークルの活動内容に不安を感じた学生の1人から相談を受けた。調べたところ、大学がリストアップしていた非公認サークルであることが判明したそうだ。

すぐさま大学と連携して、学生をサークルから脱会させたという。1週間後には「聖書の勉強会」と称した泊まり込みの合宿が予定されており、「洗脳」が成立してしまうおそれがあったと指摘している。

川上教授は、民法改正による今年4月の成人年齢引き下げによって、これまで多くの新入生が守られていた「未成年者取消権」の対象から18歳以上が除外されたことを背景に、「成人年齢18歳で、巷ではAV関連ばかり問題視されていましたが。カルト団体は、取り込みやすくなった、とほくそ笑んでいるかもしれません」と言及した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/d41acecef821b0e5e6cb7875cc472ea99cec6d85