「統一教会は最初、1980年代に問題となり、メディアも大きく報じました。しかし当時からNHKの報道は消極的でした。オウム真理教の時も当初、報道は控え目でした。その他問題ある宗教にも、深い取材はしていません。NHKは、信者数の多い宗教団体に対して、どうしても及び腰になってしまうところがあります。組織的に受信料拒否運動が起こされるのを恐れているからです」

 どうやら、信仰の自由を侵したくないというのとはワケが違うようである。

「統一教会は、オウム真理教よりもカルト色の強い宗教団体と言えます。だから、下手に取材すると、どんな報復がくるかわからない。民放のように、突撃取材などやりません。非常に警戒しているわけですよ。危険を冒すような取材はあえてしないのです」

 NHKに期待する方が無理ということらしい。

https://www.dailyshincho.jp/article/2022/08041100/?all=1&page=2