シイタケ種菌が中国流出 輸入菌床も日本産の”逆輸入”状態
https://news.yahoo.co.jp/articles/fd2061df837f43452b9ae68bdc7ecad1be41bdde

 輸出が原則禁止のシイタケの種菌が、中国に無断流出していることが林野
庁などへの取材で分かった。日本の業界団体の調査では、中国で検査した
干しシイタケの8割が日本の開発品種だった。日本の種菌メーカーの調査で
は、中国からの輸入菌床から収穫されたとみられる生シイタケの9割が同メー
カーの品種との結果もあり、流出した種菌から製造された菌床が“逆輸入”さ
れている実態も浮かぶ。

 日本で開発されたシイタケの種菌は、国内産地や種菌メーカーへの影響を
防ぐため、経済産業省の輸出貿易管理令に基づき1956年から原則、輸出禁
止とされている。

 日本特用林産振興会が2020年度、中国国内で無作為に抽出した干しシイ
タケ21個を開発中のDNA鑑定を用いた技術で調査。17個が日本の開発品種
だった。同庁は「大規模調査をすれば、日本品種が中国で広く流通している
実態が分かるはずだ」(特用林産対策室)という。

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