https://kahoku.news/articles/knp2022073101000540.html

御嶽山噴火で慰霊登山 「火山と共存は忍耐」

2014年9月に58人が死亡し、5人が不明になった御嶽山(岐阜、長野両県、3067メートル)の噴火で、被災者家族会「山びこの会」のメンバーらが31日、慰霊登山した。発生時刻の午前11時52分に合わせ、山頂(剣ケ峰)で黙とう。シャボン玉を飛ばして犠牲者をしのんだ。

 多くの犠牲者が出た尾根の八丁ダルミは、今も立ち入りが規制されている。会の事務局代表シャーロック英子さん(63)は「今年は八丁ダルミでも慰霊したいが、シェルターの工事が遅れている。火山と共存するには忍耐がいると感じる」と話した。