米、サル痘で緊急事態宣言 6600人以上感染

バイデン米政権は4日、各地で広がるウイルス感染症「サル痘」について、「公衆衛生上の緊急事態」を宣言した。米疾病対策センター(CDC)によると、米国では5月中旬に最初の感染例が確認されて以降、6600人以上の感染が報告されている。

緊急事態宣言に先立ち、バイデン大統領は2日、連邦緊急事態管理庁(FEMA)幹部のロバート・フェントン氏を、ホワイトハウスのサル痘対応調整官に任命した。

米国内ではこれまでに東部ニューヨーク州や西部カリフォルニア州、同州サンフランシスコ市などで、知事や市長が独自に非常事態を宣言し、対応を加速させている。

サル痘をめぐっては世界保健機関(WHO)が7月23日、「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」にあたると宣言し、各国政府に感染拡大防止への取り組み強化を求めていた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/37b05827d3c7576fc10635be31f101e8e8e214a9