前川喜平元文部科学事務次官は5日、旧統一教会問題を巡る野党合同ヒアリングに出席し、2015年、統一教会が世界平和統一家庭連合へ名称を変更した経緯を証言した。名称変更の申請に関し「当時、文部科学相だった下村博文氏はイエスかノーか意思表明する機会があった。意思が働いていたのは100%間違いない」と強調した。

 改称が認められた15年当時、前川氏は次官に次ぐナンバー2の文科審議官。当時の状況に関し「文化庁の宗務課長が説明に来た。『認証すべきではない』という意見を述べたがその後、認証された」と指摘。「何らかの政治的な力が働いているとしか考えられない」と述べた。

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