アメリカ人はもう「世界の警察」を続ける気がない
中国が暴走したとき、アメリカは日本を守るのか?

アメリカ国民はもう世界の平和に関心がない
アメリカ人が世界指向だった時代は終わり、世界に無関心な時代に急速に代わりつつある。

ピュー・リサーチセンターが二〇一三年秋に行った世論調査によると、アメリカ人の五二%が、
アメリカは「よその国のことには口出しするべきではない」と考えていた。
一九六四年に初めて同様の調査をしたとき、この割合は二〇%、二〇〇二年は三〇%で、
過半数を超えたのは二〇一三年が初めてだった。

この傾向は支持政党の違いを問わず幅広く見られる。別のピューの調査によると、
「国際問題に積極的に取り組むことがアメリカにとって最善である」と考える共和党保守派は、
二〇〇四年は五八%いたのに、二〇一一年は三九%まで減った。
また支持政党を問わず五八%が「外国の問題への関心を縮小」し、
六五%が「外国での軍事的関与を縮小」することを支持した。

https://diamond.jp/articles/-/70618