JR破壊男、パトカーなど計6台パンクさせる…黒い塗料もまき散らし逮捕 検察庁舎の赤ペンキ事件と関係は

 今年1月、岩槻署の敷地内に駐車中のパトカーに黒い塗料をかけて、タイヤをパンクさせるなどしたとして、県警捜査1課と岩槻署の合同捜査班は3日、建造物侵入と器物損壊の疑いで、岐阜市下西郷1丁目、無職の男(41)を逮捕した。

 逮捕容疑は1月1日午前3時40分ごろ、岩槻署の敷地内に侵入。同所に駐車中のパトカーなどに対して、黒色の塗料のようなものを振りかけるとともに、タイヤ計20本をパンクさせた疑い。

 同課によると、被害はパトカーや捜査車両など計6台。うち5台に塗料がかけられ、パンクは6台のタイヤ20本に及んだ。先端が鋭利な工具でタイヤの側面を損傷させたとみられる。同署員が巡回に出る際に被害を発見。別の車両を使い、業務に支障はなかったという。被害総額は約40万円だった。同署や周辺などの防犯カメラの映像解析などから男を特定した。

 男はJR蓮田駅構内の自動券売機5台のタッチパネルを壊したとして、5月31日に器物損壊の疑いで県警に逮捕されていた。

 男は調べに対して黙秘しているという。県警は、同時期(1月4日)に、さいたま地検などが入る庁舎の看板に赤いペンキが塗られるなどの被害が発生した事件についても捜査している。

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