食事が始まる前のスピーチも、ユーモアを交えたくだけた内容とするよう工夫がなされた。先のエストニアのラタス氏の時は、安倍氏は同国に居住していない外国人でも「電子居住権」(e-Residency)を持つことができ、同国を拠点とした商売に携わることができることに触れながらこう述べた。

  「(エストニアを訪問したのは)一昨年(18年)でありますが、私が政治家を引退したら、このe-Residencyを使って、エストニアのおいしいチョコレートを日本に輸入したいというお話をさせていただきました。私はまだ引退しておりませんが、いつかその日が来たら日・欧州連合(EU)の経済連携協定(EPA)もすでに発効しておりますし、エストニアのチョコレートや蜂蜜も(輸入するのに)いいなと、こう思って、このカード(電子居住権カード)を見たのです。ところが有効性がすでに失効しておりまして、またこれを引退の日に更新したいと思っています」

https://news.yahoo.co.jp/articles/3c82562fbbef474249ed281dc676c1ccaee3b3f3