有田芳生氏「統一教会は毎月1億円の『対策費』で『政治の力』に頼った」
https://news.yahoo.co.jp/articles/76367480a53cf06ab3ce2c157cebb625348012dd

■「有田さんには税金かけたなあ」と

──しかし、当局に表立った動きはありませんでした。
文化庁は統一教会に対する解散請求を議論したものの、断念。
一方の教団は97年以降、名称変更を求め続け、第2次安倍政権下の15年に認証されました。

05年に警視庁の幹部らと居酒屋で飲む機会があった。
「10年経った今だからこそ話せることを教えてください」と言うと、
最初に返ってきたのは「有田さんには税金かけたなあ」と。

──どういうことですか?

当時、テレビ出演した僕の発言を公安部がチェックし、危ういことを言ったと判断すると、
尾行をつけていたと言うんです。朝から晩まで、僕が帰宅するまで。
1日延べ50人態勢だったと。全然気づかなかった。
たまに行きつけの居酒屋に顔を出したこともあった。
「そういう時はどうしてたんですか?」と聞くと、「近くにいたよ」って。

──それだけ教団の動きを警戒していたんですね。

ただ、肝心なところは語らず、「政治の力ですよ」と言われた。
要するに、政治家から圧力を受けて統一教会本体の摘発はやめたと。
ですが、公安部は重点対象を絞り込み、リスト化していた。
幹部の名前や住所のほか、運転免許証や前科の有無、活動歴など幅広く調べ上げていた。
統一教会は間違いなくターゲットだった。
推測にはなりますが、警察官僚出身の有力議員が動いたからコトが起きなかったのか。