萩生田氏は留任希望 どうなる安倍派の処遇
8/8(月) 19:23配信

岸田文雄首相(自民党総裁)が10日に行う内閣改造・党役員人事では、
安倍晋三元首相を失った最大勢力の安倍派(清和政策研究会、97人)の
処遇が焦点だ。冷遇すれば、派内で遠心力が働くだけでなく、党全体の
パワーバランスにも影響を与えかねない。ただ、野党が追及を強める
世界平和統一家庭連合(旧統一教会)や関連団体と関係がある議員も多く、
首相が人事で許容する「線引き」にも注目が集まっている。

「継続してやっていくことが望ましいのではないかと僭越(せんえつ)
ながら思っている」

安倍派に所属している萩生田光一経済産業相は8日の記者会見でこう述べ、
留任を希望した。政権の骨格を維持するとの報道を踏まえ
「(代わったら)俺は骨格じゃなかったのか、という思いもある」とも
語った。7日には首相と公邸で人事について意見交換したという。

安倍派会長代理の塩谷立(しおのや・りゅう)元文部科学相も8日、
首相と官邸で面会し、人事について派の要望を伝えた。

首相の姿勢を示す指標になりそうなのが、安倍派から起用する閣僚数だ。
現状は萩生田氏、末松信介文科相、岸信夫防衛相、松野博一官房長官の
4人だが、安倍氏は生前、「5人に増やしたい」と話していた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/1dc986f5348615339196be6cc0e35bdfa2e8cee6