「世界平和統一家庭連合」、いわゆる“統一教会”の田中会長が10日、記者会見を行うということです。一方、銃撃事件で逮捕された男の母親が、近く「謝罪会見をしたい」などと話していることもわかりました。母親について伯父は、「信仰心に変化はないと思う」と話しました。

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世界平和統一家庭連合 田中富広会長(先月11日)
「山上容疑者のお母さんの会員区分は、私たちの教会の正会員になっております。(山上容疑者の母親が)破綻されていたことは知っています」

「世界平和統一家庭連合」、いわゆる“統一教会”の田中富広会長は先月、銃撃事件の3日後に記者会見を開きました。10日午後3時から、約1か月ぶりに会見を行うことを、主催する日本外国特派員協会が明らかにしました。

多額の献金に霊感商法と、教団をめぐるトラブルは今も後を絶たないといいます。

田中会長(先月11日)
「献金に関して、『どれくらいやったら、どれくらい救われる』、こういう教えはありません」

一方、信者に向けては先月17日の田中会長の礼拝では――

田中会長(先月11日)
「献金は、宗教において大切な行為です。もし揺れる心があるなら、あなたがいつも共にあることを悟らせてください」

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10日の教団の会見は、田中会長と法務局長の2人が外国メディアなどの質問を受けるといいます。さらに、教団の広報は「news zero」の取材に対し――

教団の広報
「一部メディアの報道で被害が出ている。罵詈(ばり)雑言の脅迫を受けたり、教会の周りで大音量のスピーカーを流されたり、近隣住民にも迷惑がかかっている。一部メディアに対して、事実とかけ離れた報道を控えてほしいと(10日の会見で)お願いする」

相次いで浮上する教団と政治家との関係についても、どのように説明するのか注目されます。

https://news.yahoo.co.jp/articles/5037a81bdb489b6dfe1c301d7fb3f0783e24e68b