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5月にテレビ朝日HDが発表した『代表取締役および役員の異動等に関するお知らせ』で、あの名物プロデューサーの昇進が明らかになった。
「米倉涼子(46)主演のドラマ『ドクターX』シリーズなどで知られる内山聖子(さとこ)プロデューサー(57)が取締役に就任したのです。
いまでこそヒットメーカーのイメージが定着していますが、初プロデュース作品は低視聴率で打ち切りになるなど、米倉と出会うまではそこまで目立たない存在でした」(スポーツ紙記者)

テレビ朝日関係者は「米倉とのタッグが決め手だった」と断言する。
「『ドクターX』は米倉の意向で、シーズン2で終了する予定だったのです。色がつきすぎるのを嫌う方ですから。
内山氏と米倉の関係が良好だったからこそ、シーズン7まで続けられた。早河洋会長(78)の覚えがめでたく、いまでは、テレ朝初の女性社長になるのでは、とまで言われています」
米倉&内山のように、ドラマ界には名物タッグが多数存在する。

略)
もちろん、メリットばかりではない。
「映画監督の福田雄一(54)の”福田組”が代表的ですが、起用される俳優が固定化されてしまい、新鮮味に欠けるキャスティングになってしまいがち。
これまでの作風と違う作品を撮ると固定ファンが離れてしまうので、毎回似たような作品になる。”福田組”の色がついているために、起用に二の足を踏む監督も少なくない。
演技の幅が狭まり、役者生命が短くなるリスクがある」(芸能プロ幹部)
名物タッグを歓迎するのは、テレビ局だけ――なのかもしれない。