第一三共、ロキソニン安定供給へ出荷量調整 解熱鎮痛薬需要増で

 第一三共は10日、解熱鎮痛薬として市販している「ロキソニン錠60ミリグラム」(成分名ロキソプロフェン)について、出荷量を調整することを決めたと明らかにした。医療機関で処方される「カロナール」(あゆみ製薬、成分名アセトアミノフェン)に続いて需要が高まっているといい、納入先への安定供給を図る。

 同社によると、現時点では安定供給できているものの、「早めの対応を取ることにした」としている。

 厚生労働省は7月29日、カロナールの買い占めをしないよう呼びかけ、代替薬として熱を下げる効果がある「イブプロフェン」や「ロキソプロフェン」などの成分を含む解熱鎮痛薬の使用を検討してほしいとしていた。
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