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特別な「ノートパソコン」できた 小中高生16人、パナ神戸工場で組み立てに挑戦

ノートパソコン「レッツノート」を生産するパナソニックコネクトの神戸工場(神戸市西区)で6日、最新機種を組み立てる催しが開かれた。新型コロナウイルス禍で開催は3年ぶり。近畿や首都圏、九州などから集まった小中高生16人が従業員の指導を受け、自分だけの1台を完成させた。

 20回目を迎えた「手づくりレッツノート工房」。定員をコロナ禍前の50人から20人に減らして実施し、約170人の応募があった。

 参加者は14型画面で人気を集める「FVシリーズ」の組み立てに挑戦。ドライバーやピンセットを手に、部品を取り付け、ケーブルを配線して、本体や天板の色も自分で選んだ特別な1台を完成させた。カウントダウンのかけ声に合わせて電源を入れ、無事起動すると拍手が起こった。

 工房の理事長を務めるパナソニックコネクトの坂元寛明モバイルソリューションズ事業部長は「2年間開けなかったので感慨深い。スマートフォンの時代だが、仕事にはパソコンが必要。小中学生の頃から慣れ親しみ、自分で組み立てることで記憶に残る。社会的な意義を感じており、今後も続けたい」と話した。

 組み立て終了後、参加者とその家族は工場内を見学。参加者のきょうだいが対象の乾電池づくり教室も開かれた。