トランスジェンダー女性が服役中に睾丸を自力で切除 性転換望み衝動的な行動に – Sirabee
https://sirabee.com/2022/08/08/20162910174/
(前略
イギリスで暮らすサラ・ジェーン・ベイカーさんは男として生まれたが、「私は女」と自覚し生きるトランスジェンダーだ。過去には荒れた時期もあり、誘拐などの容疑で逮捕されたことも。刑務所での生活も経験したが、そこでの暮らしはサラさんにとってはまさに地獄だった。
送られた先が女子刑務所ではなく、男ばかりの施設だったからだ。
サラさんは刑務所で「私はトランスジェンダーです」と周囲に明かしていたが、そのせいですさまじい虐待にさらされるはめになった。サラさん自身も獄中で荒れ、殺人未遂事件を起こす結果に。そのせいで刑期は長くなり、30年にわたって服役することになった。
この時期に「自分の体が嫌い」という気持ちを抑えきれなくなったサラさんは、刑務所の職員に悩みを告白。性転換を望んでいると明かしたが相手にされず、「自分で手術するしかない」と思い詰めるようになった。
「助けてくれないのなら、自分でやります」と職員に伝えても、バカにされて笑われるばかり。悩んだサラさんはあるときカミソリを手に取り、自身の睾丸を切除。大出血したがその後に病院で治療を受け、最悪の事態は免れた。
(中略
サラさんの傷を確認した医師は驚き、「とてもうまく切除している」と感想を述べたという。事前の入念なリサーチが役立ったというが、サラさん本人も「危険な決断だった」と回顧している。
その後、サラさんはようやく女性ホルモンを処方され服用するように。2019年には釈放され、現在は女性として暮らしているそうだ。
(後略