2008年から2018年までの約10年間、運営し続けられていた国産メタバースを知っているだろうか? その名は「meet-me」。株式会社ココア(※トランスコスモス、フロムソフトウェア、産経新聞社の3社による合弁会社)の運営していた3D空間のメタバースサービスだ。
現実の日本の国土をベースに、東京都23区を再現したバーチャル空間となっており、土地をレンタルして自分のデザインした家を建設したり、アバターで他のユーザーと交流したりが可能だった。
サービス運営中には公式によるイベント行事が積極的に行われていたが、そもそものアクティブユーザー数が少なく、世の中で話題になることは少なかった。
しかし、2016年頃に、ニコニコ動画のユーザーたちが注目しはじめ、バーチャル空間のゲームで遊んだり、イベントに参加したりといった様子を撮影した動画が次々と投稿。それにあわせて、徐々にユーザーが増え、独自の文化が活発化していた。サービス終了間際には、終了までの思い出を記録した動画が多数投稿されていたことも印象的だ。
現在アクセスすることは不可能で、その当時を語る人も少なくなりつつある。そこで、当時を知るユーザーのひとり「まうすでる」さんに体験していた頃の思い出を語っていただいた。
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https://www.moguravr.com/meet-me/