イスラム教徒の土葬墓地計画、住民から反対相次ぐ…予定地の550mに水源

大分県日出町のイスラム教徒(ムスリム)の土葬墓地建設計画で、町は22日夜、杵築市山香町で住民説明会を開き、これまでの経緯や計画の概要を説明した

計画を巡っては、予定地から約550メートルの位置に水源地がある山香町の住民が水質への影響などを危惧し、反対している。

 説明会には本田博文町長らが出席。計画している別府ムスリム協会(別府市)の関係者も同席し、住民約20人が耳を傾けた。住民側からは「将来の子供たちのために遺恨を残すような決定をしてほしくない」「元の位置(当初の候補地)でやってもらいたい」などと、現在の予定地での建設に反対する意見が相次ぎ、「ここまで大きな問題にしたのは町長の責任だ」との声も聞かれた。

 終了後、本田町長は報道陣の取材に応じ、「住民の不安の 払拭ふっしょく に向けて引き続き努力したい」と話した。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20220724-OYT1T50079/
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