2021年2月1日のクーデターで実権を奪取して以来、ミャンマーの軍事政権は民主政府への復帰を求める抵抗運動を弾圧し、国民を殺害するなどの強権支配を続けている。8月5日には有名な2人のモデルを逮捕・起訴したことが明らかになり、波紋が広がっている。
第一報は軍政支配下にある国営メディアが伝え、それを反軍政の立場をとる独立系メディアが2人の逮捕後の写真と共に報じ、一気にひろまった。逮捕されたのはナン・ムエ・サンさん(34)とティンザール・ウィント・チョーさん(34)の2人で、逮捕容疑は2004年に制定された「電気通信法第33条」違反である。
これは「国家の安全、法と秩序、社会の平静、国家の連帯、国家経済や国家文化に有害な行為」を取り締まる法律。2人が「インスタグラム」などに投稿した水着やランジェリー姿が「ミャンマー文化を損なった」というのだ。
2人をいつ逮捕したかについて政権は明らかにしていない(ティンザールさんは7月6日に逮捕されたという情報もある)。独立系メディアが報じた記事には、質素な服装で化粧も薄い二人が、神妙あるいは怯えたようなに見える表情で写っている。
ミャンマーを代表する女優、モデル
https://www.google.com/amp/s/news.livedoor.com/lite/article_detail_amp/22668914/