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「飲み水は濁り犬小屋ボロボロ」ドーベルマン2頭連れ去り、被告の女「後先考えず」

千葉県木更津市で行方不明となっていたドーベルマン2頭を盗んだとして、住居侵入と窃盗の罪に問われた同県松戸市、無職の女(29)、埼玉県越谷市、内装業の男(51)ら男女4人の初公判が15日、千葉地裁木更津支部(谷池厚行裁判官)であった。4人は罪状認否で「間違いありません」と起訴事実を認めた。

 起訴状などによると、4人は共謀し、5月8日午後、木更津市真里谷まりやつの男性宅に侵入し、雌の成犬(体長約1メートル)と生後約5か月の雄の幼犬の計2頭を盗んだとされる。

 この日は、男を除く3人の審理が即日結審し、検察側は「1人が被害者を自宅から離れさせ、その間にほかの3人が犬を連れ去るという計画的、悪質な犯行だ」として、懲役1年を求刑した。被告人質問で女は「飲み水は濁り、犬小屋もボロボロで、言葉にならない衝撃的な環境だった。後先考えず、行き過ぎた行為だった」と述べた。