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今春県警高速隊に入隊した(左から)小木曽真央巡査長、黒川結香巡査長、中野琴音巡査=羽島市江吉良町、県警高速隊岐阜分駐隊


岐阜県内の高速道路の安全を守る県警高速隊に今年春、初の女性隊員が入隊した。岐阜分駐隊(羽島市江吉良町)に所属する、小木曽真央巡査長(25)、黒川結香巡査長(25)、中野琴音巡査(22)だ。猛スピードで走る車のそばを身一つで歩くこともあるという危険な仕事に向き合う3人に、意気込みを聞いた。

違反車の取り締まりに加え、落下物の回収などを担う高速隊。五つの分駐隊に分かれており、県内の計6路線、総延長336・2キロの高速道路を24時間態勢でパトロールしている。隊は昨年、発足50周年で隊員は約70人いるが、職務の危険性に加え、分駐隊の更衣室や仮眠室といった設備面の課題もあり、これまで女性隊員はいなかった。

3人はいずれも自ら入隊を志望。黒川巡査長は中学生の頃に出会った白バイ隊員の女性に感銘を受けたのが警察官になったきっかけだった。女性のイメージがない高速隊に興味を引かれ「自分が隊員になることで女性が活躍する枠が広がれば」と入隊を決意。休日にはジムに通うなど、体力づくりにも余念がない。

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