熊本県警荒尾署は16日、同署の20代男性警察官が、個人情報を記載した公文書を誤って22カ所の医療機関に誤送信したと発表した。医療機関から外部への流出はないという。

 同署によると、15日午後6時半ごろ、男性警察官が市民1人の氏名や生年月日、言動などを記したA4判の1枚を署から県有明保健所にファクス送信する際、誤って保健所に加えて同県荒尾市と長洲町の医療機関計22カ所にも同送した。

 送信の約30分後、ファクスを受信した医療機関から署に電話があり発覚。17日までに全22カ所から回収した。

 署によると、送信時のタッチパネルの誤操作が原因だが、日常的にどのような公文書を保健所に送っていたかは明らかにしていない。同署は既に被害を受けた市民に謝罪しており、「送信の際は複数人での確認を徹底したい」としている。

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