Netflixの広告ありプランは映画やドラマの事前ダウンロードが不可能になると判明
NetflixのiOS向けアプリのコードから、Netflixが2022年~2023年内にリリースする予定の「広告あり低価格プラン」では、
オフライン環境で視聴するためにあらかじめ映画やドラマをスマートフォンやタブレットにダウンロードする機能が使用できないことが判明しました。
Netflixは2022年第1四半期(1月~3月)の決算発表で、過去10年間で初めて有料会員数が減少したことを発表。
HBO MaxやHuluといった競合ストリーミングサービスですでに提供されている「広告ありの低価格プラン」を提供する予定であることも発表しました。
開発者のスティーブ・モーザー氏によると、NetflixのiOS向けアプリのコード内に、広告ありプランについて言及するテキストが見つかったとのこと。
テキストからは「広告エクスペリエンスを設定しましょう。Netflixで最も関連性の高い広告を確実に表示するには、いくつかの詳細な設定が必要です」と、広告を最適化する設定が存在することが判明。
また、Netflixはあらかじめ見たい映画やドラマをデバイスにダウンロードしておくことで、飛行機内や電波の届かない場所など、オフライン環境でも映像コンテンツを視聴することができますが、
iOS向けアプリのコードには「Netflix with Adsを除く全てのプランでダウンロードが可能です」と書かれていたとのこと。
この「Netflix with Ads」が広告ありプランの名称とみられ、広告ありプランでは映像コンテンツを事前にダウンロードできないことが示唆されているとモーザー氏は主張しています。
さらに、モーザー氏が経済紙のBloombergに語ったところによると、コードには「ユーザーが広告をスキップすることができない」ことも示されていたそうです。
広告再生中は、映像視聴時に表示される一時停止や音量調節などのコントロールインターフェースが非アクティブ化される模様。
モーザー氏の報告を受けて、BloombergはNeflixにコメントを求めましたが、Netflixはコメントを控えているそうです。
記事作成時点では広告ありプランのリリースまで数カ月あるため、プランの詳細は今後変化する可能性があるとBloombergは述べています。
https://gigazine.net/news/20220818-netflix-with-ads/