インドネシアのカニクイザルが石を使って自慰行為をする場面が観察された。

カナダのレスブリッジ大学の研究チームは、バリ島ウブドにある自然保護区モンキーフォレストで、
サルが石で性器をこすったり軽くたたいたりして性的に興奮した兆候を示すことに気づいた。

動物行動学の学術誌エソロジーに掲載された論文で、同チームは雄ザルが石でペニスを刺激した後、ペニスが勃起するか、
元々見られた勃起が石を使用しない場合よりも長く続いたと報告している。
こうした行為は、他のどの年代グループよりも、思春期のサルに有意に多く見られた。

雌ザルは自慰行為による変化が外からは分かりにくく、性的興奮のレベルを計測しにくいが、
雌たちも形や大きさを比べて好みの石を選び、性器をこする様子が観察されている。
研究チームによれば、ざらついた石や角張った石を好むようだ。

https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2022/08/post-99400.php