――確かに、自主性をうたう進学校は増えています。

「そういう学校には、絶対負けたくない。
実は東筑(福岡の進学校で今大会に出場)さんとは(現監督の)青野さんの前任者のときに1回、合同練習をしたことがあるんですけど、
うちの練習を見た(東筑の)選手から『やってて意味がない』と(下関国際の選手が)言われたんです。
(下関国際のように)きついことはしていない。賢い子も『意味がない』と、すぐに言うでしょ? 
今回の県大会で宇部(初戦)と下関西(2回戦)と、進学校に当たったので、普段練習してないだろうと思って、
思いっきり長い野球をやっちゃろうと。ボールも長い時間こねて、牽制もバンバン投げて。七回になったら向こうもヘトヘトでした。
僕ね、『文武両道』って言葉が大嫌いなんですよね。あり得ない」

 ――野球と勉学の両立は無理と?

「無理です。『一流』というのは『一つの流れ』。例えば野球ひとつに集中してやるということ。
文武両道って響きはいいですけど、絶対逃げてますからね。」

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