トトロは人間と戦って敗れた“トトロ族”の末裔だった。宮崎駿監督の構想が壮大すぎる
『となりのトトロ』について、鈴木敏夫プロデューサーが明かしていました。そんな話だったの…!?

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8月19日に金曜ロードショーで放送される『となりのトトロ』(1988年)。スタジオジブリ、宮崎駿監督の名作ファンタジーだ。

病気で入院する母親のため、空気のきれいな郊外に引っ越してきたサツキとメイが、トトロやマックロクロスケ、ネコバスなど不思議な生き物たちと出会って心を通わせる姿を描く。

トトロは巣の中でぐうぐう昼寝をし、オカリナを吹き、コマを使って空を飛ぶ「へんないきもの」であり、どんな生き物なのかは詳しく説明されない。

しかし実は、太古の昔人間と戦って敗れた「トトロ族」の末裔という驚きの設定だったのだという。

押井守監督「あの人、最初の段階では色々やばいこと考えてる」
この設定は、2016年にLINE LIVEで配信された、スタジオジブリの代表取締役プロデューサー・鈴木敏夫さんと映画監督の押井守さん、ドワンゴ創業者の川上量生さんの3人が行った鼎談などで明かされている。

鈴木さんと押井監督、宮崎監督は旧知の仲。鼎談では、当時日本で公開されたばかりの押尾監督の新作映画などについてざっくばらんに語り合った。

映画に対して「予定調和」や「分かりやすいもの」が求められるようになっているのではないかという話題の中で、宮崎駿監督に関する話が登場した。

鈴木さんは「(宮崎監督は)予定調和だと思わせてそうじゃないことをやる」とコメント。

押井監督が「あの人って最初に企画を喋ったりする時とか、最初の段階では色々やばいこと考えてるじゃない。そんなことやっていいんですかっていう。出来上がってみると…」と口にすると、鈴木さんが「収まるところに収まってるんだよね」 と同調する。

鈴木さんは「(宮崎監督は)バランスの人なのよ」と言うと、『となりのトトロ』について、当初宮崎監督から聞いていた内容について明かした。