倉持仁医師 “全数把握見直し検討”で政府に注文「感染数そのものが下がらなければ逼迫は変わりません」

 新型コロナウイルス感染患者の対応にあたる「インターパーク倉持呼吸器内科」(栃木県宇都宮市)の倉持仁院長が19日、自身のツイッターを更新。政府が新型コロナウイルス感染患者の「全数把握」の見直しを検討していることについて語った。

 「全数把握」を巡っては、第7波の感染者急増でひっ迫する医療現場や保健所の負担を軽減するため、自治体などから早期に見直しを求める声が上がっている。政府は検討を進め、8月下旬にも具体案を固めるとみられる。

 倉持医師は「全数把握問題の本質 そもそも感染者が増えすぎていている 受診不能多杉 不確定な抗原検査を広めた で、きちんとしたデータ取れてないのに現場負担が爆増事実」(原文まま)と述べて、現場の問題を吐露。続けて、「定点観測と全数把握は同時に行い整合性評価の必要有 そもそも集めたデータ活用できていない事にあります」と問題点を挙げた。

 さらに倉持医師は、「全数把握やめれば感染者数は勿、致死率、ワクチン薬効果もわからなくなる」と指摘。「一方現場で深刻なのはハーシス問題でなく、感染者が増えすぎてる事。全数把握をやめても感染数そのものが下がらなければ逼迫は変わりません。ですので、今更次郎感は否めませんが、問題の本質を解決願います!と申しました」と訴えた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/0b5f606e88e62296c402c5a04bf13f2c80945e9d