宮城県色麻町老人クラブ連合会が「老人」の言葉を使わない連合会の愛称を募集している。
「老人」のレッテルを貼られることに抵抗感を抱く人が増加。
健康寿命が延びる中、老人福祉法に基づく正式名では実態にそぐわないと判断した。
町外からも応募が可能で、郵送やメールで受け付ける。締め切りは今月31日。
採用された応募者に1万円相当の記念品を贈る。
事務局を務める町社会福祉協議会の菅原一杉さんは「60、70代はまだまだ現役世代。
老人という言葉に反発もある。現状に合った愛称にしたい」と説明する。
東北では仙台市老人クラブ連合会が「伊達なクラブ仙台」、青森県の連合会が「いきいきクラブ青森」、
岩手県の連合会が「はつらつクラブ岩手」、山形県の連合会が「きららクラブ山形」の愛称を使用する。
色麻町社協によると、町連合会に加盟する老人クラブは一時、町内の25地区にあり、
約300人が参加していたが、現在は8地区の計164人まで減った。
スポーツ大会や研修会などを開催。菅原さんは「活動してみると楽しいという声が多い。仕事を辞めた後も社会とのつながりを維持する場になる」と新規加入を呼びかける。
https://news.yahoo.co.jp/articles/23286c32b779e2b6d0e770c6256861a661e7c68b