「絶対〇〇〇味!」“スイカバー”を“スイカ味”と感じない人続出?!背景に味覚をめぐる脳の不思議な世界

2022年は、都心の猛暑日が過去最多の16回を記録した。そんな暑い夏に食べたくなるのが「スイカバー」。
火照る体にしみわたる冷たーいスイカの味はたまらない。
ところが、最近SNSでは「スイカバーは絶対いちご味」「スイカバーはいちご味でしょ!?!?!?」と論争が起きている。
スイカ味だと信じてたのに、スイカバーはいちご味なのか?調べてみると、驚きの真実が見えてきた。

■「スイカバー」は「いちご味」?味をめぐる不思議
形は三角、色は赤色、しっかり埋め込まれた“種”はパフチョコ。
スイカバーは、新型スティックアイスとして1986年に発売され、以来36年続くベストセラー商品だ。
原材料名をみると、しっかりスイカ果汁も入っていて、いちごは入っていない。
ところが、そんな見た目も中身もスイカで、ながーい歴史を持つスイカバーに、SNSで“いちご味”ではとの疑問が呈されているのだ。
歴史あるスイカバーをいちご味とは、スイカバーの沽券にかかわる一大事だ。危機感を持って製造する「ロッテ」に取材を申し入れた。

ーーずばり、スイカバーはいちご味なのでしょうか?

ロッテ広報担当者
「いちご味ではないです」

ーー(少しほっとする・・・)でもSNSでスイカバーは「いちご味」という声があがっています。スイカバーはスイカ味でいいですよね?

ロッテ広報担当者
「スイカは実は風味にあまり特徴がないので、スイカの味をそのまま追及すると青臭さが残ってしまいます。
そのためなかなか美味しい味ができず、試行錯誤の末、“甘く赤いイメージ”をベースにして品質を追求した結果、現在の風味が完成しています。
『スイカ味』というより『スイカバー味』ということでお楽しみいただけますと幸いです」

なんと、“甘く赤いイメージ”がベースの「スイカバー味」だというのか・・・。それはそれでスペシャルな感じがする。
では、そんな試行錯誤の賜物をどうして多くの人たちが「いちご味」と感じているのだろうか。

https://news.yahoo.co.jp/articles/e0b92523c94e432311ab7032f7fa48b1aa112620