https://news.livedoor.com/article/detail/22716214/
「親が自分の子供の下着をネットで売ったりしてるってニュースも見たけど、タチ悪すぎ。貧困のせいにしている話もあって、信じられないよ」
貴子はおよそ30年前、高校生の頃にデートクラブに出入りし、ときに身体を売って稼いできた。「援助交際」という言葉が世間の注目をあつめる少し前の時期である。今日のパパ活につながる“素人の女性による個人売春”の系譜でいえば、その第一世代とも言える存在だ。そんな元当事者の意見は「パパ活なんて気持ち悪い」とあまりにもマトモ。自分ではなく、娘を重ねあわせて考えているのだろう。
貴子の娘はもうすぐ15歳になる。まさしく貴子が「エンコー」を始めた年代だ。
「あの子にはそういう心配は無いと思うなぁ。いまだに私の寝室のベッドの横に布団ひいて寝てる。自分が部屋あるのに、一人じゃ寝れないんだって。しかも、いまだに私が買ってきたキャラクター物のパンツ履いてるし」
パパ活女子については「本人がやりたきゃいいんじゃん」というスタンス。でも娘がパパ活をするといったら「全力で止める」。自分の過去を後悔しているわけではないが、自分と同じようなことを娘にはさせたくない。一見矛盾のようだが、本音なのだろう
貴子が援助交際をしていた当時といまとでいちばん違うのは「値段」だろう。現在のパパ活での“オトナ”、つまり大人の関係は3万円からが相場だと教えると、
「安すぎ。私だったら絶対にやらない。私の時代は『いま履いているパンツくれたらお小遣い』で3000円から5000円。一緒にお茶飲むだけで5000円から、3万円くれた人もいたな。寝るのはその人にあわせて値段を変えていたけど、5万円くらいがふつうだった。中には10万円くれた人もいたなあ。わたしは違ったけど、未経験の子は20万円というのも聞いたことがある」
当時は「女子高生ブーム」の真っ只中。中高年の男性が未成年女子に群がり「吐き古した靴下」まで買っていたような時代だ。当時、貴子の月収は50万円を超えたが、お金は“仕事”おわりにみんなで食べる焼肉などに消えていた