第104回全国高校野球選手権大会は最終日の22日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で決勝が行われ、下関国際(山口)は仙台育英(宮城)に1―8で敗れ、初優勝はならなかった。坂原秀尚監督の試合後の主なコメントは次の通り。

 ◇よくぞここまで戦ってくれた

 仙台育英さんは、我々の想像を絶する層の厚さだった。(相手先発の)斎藤蓉くんは、準決勝の登板がなく決勝戦に挑んでいる。初回から生きたボールが来ていた。連投していない中での決勝戦の登板が、これだけの違いとして出てくるんだなと痛感した。

 (下関国際の2番手の)仲井は今日は満身創痍(そうい)で投げてくれた。(先発の)古賀もそうだと思う。古賀は投球内容的にはこの5試合で一番よかった。それを打った仙台育英さんが上手だった。決勝戦でどれだけ体力が残っているのかということが、これから本校が優勝するための課題の一つだと痛感した。投手が我々は2枚。5枚を擁した仙台育英さん。しっかり勉強させていただいて、またこの決勝を戦えるチームを作って戻って来たい。

 (大阪桐蔭と滋賀・近江、今春センバツ2強を撃破)強豪校と戦う時の覚悟、「勇気をもって動かなければ絶対に勝てない」というのを学べた。勇気をもって動いてくれたのは選手だが、すごく勉強になった。

 (初の決勝進出)本当によくぞここまで戦ってくれた。子どもたちが本当に可愛くて、可愛い子どもたちが泣いている姿を見て泣いてしまった。

 (山下世虎主将から「ウイニングボールを渡します」と言われていた)いやもうウイニングボールどころか、それよりもっと大切なものを彼らからもらってますから、十分です。(それは)彼らと過ごした2年半です。

毎日新聞

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