フェイスブックを運営する米メタ・プラットフォームズは、
スマートフォンを通じてユーザーの動向を無断で追跡しユーザーのプライバシーを侵害したとする訴訟で、
3750万ドルの和解に達した。

サンフランシスコの連邦裁判所に22日に提出された今回の和解は予備的なもので、裁判所による承認が必要となる。

原告側はフェイスブックが携帯端末の位置情報サービスをオフにしているユーザーからデータを収集し、
カリフォルニア州法と自社のプライバシーポリシーに違反したと主張。
ユーザーがフェイスブックと位置情報を共有したくないにもかかわらず、
同社がIPアドレスからユーザーの居場所を推測し、その情報をターゲット広告に使用していたとしている。

今回の和解は2015年1月30日以降にフェイスブックを利用した米国内のユーザーを対象としている。

メタは和解に同意するにあたり、不正行為を否定。現時点でコメント要請に応じていない。

訴訟は2018年11月に開始された。

https://jp.reuters.com/article/meta-platforms-facebook-tracking-settlem-idJPKBN2PT1MY