美浜原子力発電所3号機 23日予定の運転再開見通しつかず
08月24日 11時00分

関西電力・美浜原子力発電所3号機で冷却水をためるタンクの圧力が規定値を下回り、23日予定していた運転再開の見通しがつかなくなっていることが関係者への取材でわかりました。
関西電力は詳しい原因を調べています。

定期検査中の美浜原発3号機では、8月1日に装置のボルトが計画書どおり締められていなかったことによる放射性物質を含んだ水の漏れが確認されました。
関西電力は8月19日、追加点検の結果を踏まえて工程を判断するという条件で、原子力規制委員会に23日、運転を再開する予定だと報告していました。
ところが、8月21日に、事故などに備え予備の冷却水を貯める原子炉格納容器内のタンクの圧力が規定値を下回り、一時、原発を運転する社内の保安規定を逸脱したということです。
現在、タンクの圧力は正常な数値に戻っているものの、原因などはわかっていないということで、関西電力が詳しく調べています。
3号機は、放射性物質を含む水の漏れが確認されたことで、8月上旬に計画していた運転再開の時期が見直されていて、関係者によりますとこのトラブルで運転再開の見通しはつかない状況だということです。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/fukui/20220824/3050012272.html


美浜原発3号機で緊急冷却装置に異常、「運転上の制限」逸脱 3分後に回復、関西電力が原因調査 
https://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/1615820