「初等整数論は高校数学の知識があれば研究できるから、僕にとっては取っつきやすいんです」

大好きな数学の話題になると、梶田光は冗舌になった。一見すると普通の中学生の彼は、13歳にして数学者の顔を持つ。常識外の才能を持つ者は天から授かったという意味で「ギフテッド」とも呼ばれるが、本人は「僕は天才じゃない。親が好きなことをさせてくれただけ」という。

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOKC09C830Z00C21A9000000/