北海道警は24日、自分より若い上司に暴言を繰り返したとして、札幌方面の警察署に勤務する40代の男性巡査の行為をパワーハラスメントと認定。減給100分の10(3カ月)の懲戒処分とした。
道警監察官室の発表によると、巡査は署で交通部門を担当。 
4月下旬から6月1日の間、同じ係の20代の巡査部長と30代の警部補に対し、「実力が階級と見合わない」「やってられねえよ」などと暴言を繰り返したという。
上司の1人が副署長に相談して問題が発覚。態度を改めるよう指導したが、改善しなかったという。
巡査は勤続25年のベテランで、刑事事件の捜査経験が豊富だった。
道警は巡査が上司2人よりも勤務年数や業務経験で優位な立場にあったと判断し、パワハラと認定した。巡査は処分内容を認めているという。
久馬昌司・監察官室長は「指導を徹底し再発防止に努めます」との談話を出した。
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