Midjourneyで話題のAI絵画は歴史的には要するにカメラである
絵描きにショックを与えているというMidjourneyなどのAI絵画ですが、絵画の歴史的に考えると、これとほぼ同じことは過去にもありました。
AI絵画というか、Midjourneyが一気に大流行(はや)りです。これは先行して話題となっていたOpenAIの「DALL・E2」がいつまでもたっても順番待ちの状態であったところに、
Discordで登録すれば、回数制限はありつつも、AI絵画をとりあえず試すことができることができたというところが大きいでしょう。
そして何よりも適当な文字列を入力するだけで、
それなりに見られる程度のクオリティーと多様性のある絵画がさほど待つこともなく生成されるという
Midjourneyの体験そのものが楽しかったということに尽きるでしょう。
私も何度か試してみて、AI絵画の可能性のことを夢想しましたし、
英語圏のAI絵画のグループにアップされているAI絵画を見ていると、
やはり英語ネイティブの人たちが編み出してくる出来栄えの良さにうなだれたりもしました。
と同時にMidjourneyでAIに対して使う呪文もついても解析が進んでおり、すでにツールのようなものも開発がされています。
Prompter
promptoMANIA
AI絵画が絵画という世界になぜショックを与えているのかというと、
とにかくこれまで絵画では必須であった画材やテクニックも(アナログでもデジタルでもそこは同じ)が一切不要である点です。
AIにこんなことをされてしまっては、これまでつちかってきたテクニックが無駄になる、それを身につけるためにやってきた努力とはなんだったのか、
絵描きの職業が奪われてしまうという嘆きの声がたくさん出てくるのもむべなるかなといったところです。
ただ、絵画の歴史的に考えると、これとほぼ同じことは過去にもありました。それはカメラ(と写真)の登場でした。
画像を生成するところの細かいところを端折って、最終的な完成品ができ上がるまでの手順を整理してみると、
カメラとAI絵画というのは、ほぼ同じであることが分かります。
https://www.itmedia.co.jp/news/spv/2208/16/news059.html