留置施設の弁当を勝手に食べるなどして減給 埼玉県警の警部補

埼玉県警察本部の警部補が、身柄を拘束されている容疑者などに用意された予備の弁当を勝手に食べるなどしたとして、減給の懲戒処分を受けました。

懲戒処分を受けたのは埼玉県警察本部の留置管理課に所属する50歳の男性警部補です。
警察によりますと、警部補は平成29年11月からことし4月にかけて、さいたま市内の留置施設で、身柄を拘束されている容疑者などに用意された予備の弁当あわせて数百食を勝手に食べたということです。
余った弁当は廃棄されることになっていますが、警部補は調べに対して「もったいないので食べた」と話しているということです。
また、警部補は、留置されている扉の鍵を開けて容疑者らと談笑したり、持ち込みが禁止されているスマートフォンを休憩時間に操作したりしていたということです。
このほか、部下の妻の手作り弁当を見て「ゴミみたいな弁当だな」などとパワハラに当たる発言をしたということで、警察は25日付けで6か月1割を減給する懲戒処分にしました。
警部補は25日付けで依願退職したということです。

https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20220825/1000084074.html