ほのかさんが出資するきっかけになったのは、大学の同級生だった友人のインスタグラムを見たことでした。
それは「投資に興味がある人?」というアンケートで、ほのかさんが興味を示すとその同級生から“高校の同級生”だという男を紹介されます。
投資先とされたのは、海外に拠点を置いているという会社で、「AIを駆使して暗号資産を運用するので、投資すれば多額の配当が出る」とうたっていた事業です。
ほのかさんのノートには、市場で安く買った暗号資産をほかの市場で高く売って利益を出す「アービトラージ(裁定取引)」など、専門的な用語が書かれていて、言葉巧みに引き込まれていった様子がうかがえます。

ほのかさんは「マルチ(商法)ですか?」と疑っていましたが、男はそれを否定したうえ、考える時間を与えないかのように現金を早く用意するよう迫っていました。
貯金のなかったほのかさんは、「引っ越しの代金という理由にすれば消費者金融で借りられる」と指示され、1日で3社から50万ずつ借りて男に渡してしまったのです。
同級生に男を紹介されてわずか4日後でした。


うーん、可哀想だが自己責任