経済制裁「強力な打撃」 ロシア「大国」から陥落も 米エール大教授

 ウクライナ危機が起きてこの半年、日米欧は金融やエネルギーなどの分野で強力な対ロシア経済制裁を打ち続けてきました。制裁は果たしてどこまでロシアを追い詰められたのでしょうか。制裁や企業の撤退がロシアに与えた影響を分析する米エール大経営大学院のジェフリー・ソネンフェルド教授に聞きました。

 ――欧米、そして日本も参加する経済制裁は、ロシアにダメージを与えられているのでしょうか。

 「経済制裁はロシアに強力な打撃を与えている。重要なのは、その事実を認識することだ。金融制裁では、ロシアが持つ外貨準備高6千億ドル(約82兆円)のうち半分を凍結できた。プーチン政権は残りの3千億ドルを取り崩していくしかなく、すでに約800億ドルを使った状態だ」

https://www.asahi.com/articles/ASQ8S54GPQ8SULFA010.html