「今は岩にしがみついている状態」急な増水で9人取り残され… 沖縄・源河川
25日午後4時5分ごろ、沖縄県名護市の源河川が大雨で増水し、「上流に取り残され川にある岩にしがみついている状態」と119番通報があった。名護市消防本部によると、川遊びなどをしていた0歳~50代の男女計9人が一時取り残されたが、消防隊員らが午後6時30分ごろまでに全員を救助し、けが人はなかった。
同消防本部の隊員15人が出動し、上流付近で川遊びをしていて身動きが取れなくなった10代女性と20代の男女2人を救出。戻る途中で30代女性と20代男性、10歳未満男児、5歳未満女児2人を救出したほか、別の場所でも男性を救助した。
途中で救助された6人は川遊びや農作業の間に川が増水し、対岸から戻れなくなった。「急に増水した」と話していたという。沖縄気象台によると当時、本島北部地域に大雨、洪水注意報が発令されていた。
同消防本部によると、隊員が駆け付けた際は水深が1メートル30センチ~1メートル50センチほどあった。取り残された人たちは、隊員らが川岸と中州の木にくくり付けたロープにつかまりながら川岸に上がったという。
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