完全無人タクシー呼んでみた 補助員なし、公道で一気に時速72キロ
米西部アリゾナ州フェニックス郊外の住宅街チャンドラー。米グーグル傘下のウェイモが運営する「完全無人運転」の配車サービスがあると知り、ショッピングモールの駐車場で呼んでみた。
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スマートフォンに「ウェイモ・ワン」のアプリを入れ、目的地と自分の居場所を地図上で指定する。配車を頼むと、「6分で到着」の表示。配車アプリ「ウーバー」と同じ要領だ。
白いワンボックスが記者が立つ場所にピンポイントで止まった。
「こんにちは、イガラシ。この車はあなたのものです。前の座席には誰も乗っていません」
鉄の塊に運ばれた不思議な感覚
車内に乗り込むと、アナウンスが流れた。タッチパネル画面に表示された「乗車開始」というボタンを押すと、ドアが自動的に閉まり車が進み始めた。後部座席と運転席の間は透明のパネルで遮られ、ハンドルに触ることはできない。質問がある場合はボタンを押せば、アシスタントが対応してくれるという。
自動でハンドルがくるくると回り、片側3車線の大通りに出た。車は一気に加速し、制限速度の時速45マイル(約72キロ)に。運転手がいない状態で70キロ以上のスピードで公道を走っていることに、少し怖くなった。
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https://www.asahi.com/articles/ASQ8R218PQ8KULFA00F.html