https://news.yahoo.co.jp/articles/32f47242b8a38cc95fd09bee011a546ad958c58e
車中泊「トイレやお風呂はどうしてる?」車中泊で全国を旅した夫婦が、経験談を交えて教えます!
アウトドアブームの影響もあり、「車中泊」や「バンライフ」にトライしてみたいと思っている方も多いでしょう。
でも、「トイレやお風呂って、ちょっと不便なのでは?」と疑問に思ったり二の足を踏んでしまったりする方もいるはず。
そこで本記事では、車中泊で全国を旅した夫婦が経験した、車中泊中のトイレ事情やお風呂事情などについて、体験談を交えながら解説していきます。
トイレのある「車中泊ができる場所」
大型のキャンピングカーであれば、トイレが付いていますが、通常の車やバンコン、軽キャンなどの場合はトイレが付いていません。
移動中であれば、観光施設やコンビニなどのトイレを利用できますが、車中泊中はその場所で一晩過ごすことになるので、トイレのある施設に泊まる必要があります。
そこで実際に、私たちがどんな場所で車中泊してきたかについてご紹介していきます。
オートキャンプ場は、車両の乗り入れが可能なキャンプ場のことで、一般的にはテントなどを張ってキャンプを楽しみますが、車中泊場所として利用できることもあります。
トイレや充電スポット、炊事場などが備わっているので、快適に過ごせます。
しかし、車中泊できないキャンプ場や、駐車できる台数が少ない可能性もあるので、オートキャンプ場の利用を検討している方は、事前に確認しておきましょう。
RVパーク
RVパークとは、日本RV協会が公式に認定した、車中泊を安心安全に楽しめる有料の施設のことです。
2022年8月現在、全国に270カ所以上のRVパークがあります。
サービスエリアや道の駅での車中泊は基本的にNGですが(※後述)、RVパークであれば気にすることなく車中泊が可能です。
場所によって施設の充実度は異なりますが、温泉施設やドッグランなどが併設されている場所もあるので、快適に車中泊を楽しめます。
トイレはあるが車中泊はNGな場所
サービスエリアやパーキングエリア、道の駅はあくまでも「仮眠や休憩」の用途で使う場所。駐車スペースが広くトイレも使えるけれど、車中泊はNGです。
NEXCO中日本の「SA・PA ご利用上の注意」でも、「長時間駐車、野宿、野営または車上生活等を行うこと」は「休憩の目的を逸脱した行為」として、禁止行為とされています。
また、道の駅を管轄する国土交通省のホームページでは、「『道の駅』駐車場での車中泊は可能ですか?」という質問に対し、次のような回答が掲載されています。
「道の駅」は休憩施設であるため、駐車場など公共空間で宿泊目的の利用はご遠慮いただいています。
もちろん、「道の駅」は、ドライバーなど皆さんが交通事故防止のため24時間無料で利用できる休憩施設であるので、施設で仮眠していただくことはかまいません。
引用:国土交通省 休憩施設「道の駅」「道の駅」駐車場での車中泊は可能ですか?
簡易トイレの常備がオススメ
車中泊中ではありませんが、移動中に渋滞に巻き込まれ、トイレがどうしてもできない状態になり、困った経験があります。
このような経験をされる方は意外と多いので、車中で利用できる簡易トイレなどを持っておくことをおすすめします。
簡易トイレは、災害時にも役に立つので、1つでも車に用意しておくと良いでしょう。
車中泊のお風呂事情
「車中泊中のお風呂って、どこで入っているの?」と疑問に思っている方もいるでしょう。
もちろん、車中泊の旅をしていても毎日お風呂に入ることは可能ですし、入浴施設によっては、温泉に入ることもできます。
実際に私たちが、どんな施設を利用していたかについて紹介します。
銭湯
料金が安い銭湯は、車中泊中によく利用していました。
「地元の銭湯にはちょっと入りにくい…」と感じる方もいるかもしれませんが、旅の話で盛り上がったり、地元のグルメを教えてもらったりと、優しい方が多いです。
ただし、銭湯はアメニティが揃っていないところも多く、有料で購入となるケースもあるため、事前に確認しておくか、お風呂セットを持参するよいですね。
また、駐車スペースの狭い銭湯もあるので、併せてチェックしておきましょう。
スーパー銭湯
休憩スペースや充電設備、Wi-Fi環境が整っていることから、スーパー銭湯もよく利用していました。
車中泊だと、どうしても狭い空間になり体を伸ばすことができないので、スーパー銭湯の休憩スペースは非常にありがたかったです。
銭湯よりは金額は高くなってしまいますが、設備が整っているので快適に過ごせます。